こんにちは。栗原貴子です。
昨日の記事「婚活がうまくいかないのは」の続きです。
男性に伝わる形で、「私があなたにもたらすであろう、幸せ(ベネフィット)」を
アピールできていないこと。
それが婚活で成果が生まれない理由、だと書きました。
なんで、そういうことになっちゃうか、というと
それは、女性が「自分の感性」で考えちゃっているから。
例えば、化粧品の広告を作るときに、
成分が~とか、それを作るためのオリジナルの技術が~とか、
そういうことには、多くの女性がほとんど興味がないのですね。
むしろ、
「乾燥気味のお肌がしっとりします」
「気になるシワに!」
「美白」
といった、それを使うことでどういうメリットが得られるのか、
ということを重視するのです。
一方で車、カメラ、PCなどなどの男性が好きなアイテムの商品カタログって、
表に機能とか仕様を書いた文字がぎっちり、みたいなページがありますよね。
あれが、男性は大好き。
女性は「そんなの読んだところで、何がどう素晴らしいのかさっぱりわかりません」
なのですが、男性はそれを読んで「なるほど、いいじゃん、コレ!」ってなる。
ひー。
意味不明。
もちろん、車やカメラやPCもデザインがいい、なんて見た目のこともチェックしているけど、
購入に至る原動力となるのは、機能とか仕様とかの文字ぎっちりな情報なのです。
「ああ、こういう仕様だから、スタイリッシュなフォルムが実現できてるんだ」
なんてコメントしたりします。
このことからも分かるように、
男性は、知り得た情報から推論した結果、
自分で「よい!」と結論を導き出して決めたい生き物なのだと思うのです。
だから、
女性のパッと見た目も大事だけど、
見ただけでは分からない部分のことのほうが、「いいね」と感じる原動力となるわけです。
私が着物道で経験したのが、
着物を自分で着ている、という事実
↓
「着付けが自分でできるとは!」と興味を抱き
↓
「めんどくさそうなお手入れとかもしっかりしているのだな」
↓
「モノを大切にする人なのだろうな」
↓
「それは、すなわち家事能力が高いのだろう」
と、みなさん、勝手な連想ゲームを繰り広げている。
つまり
着物姿は単なる、パッと見た目の興味を惹く、という役割でしかなく、
その後の連想ゲームが「グッ」とくるポイントになるわけですね。
実際の所、
着物のお手入れなんて、自分の持ち物ですから、
そんなにきっちりもしていないし。
疲れたな、忙しいな、と吊しっぱなしで早1週間とか、ザラにあるのにね。
冬はヒートテックのシャツとスパッツみたいなのを着ていたりして
幻滅材料も満載なのですけど。
男性は一度、「そうに違いない!」と思い込んだら、
幻滅材料には、あまり幻滅しません。
「補正のタオル巻いたり、ヒートテック着たりしてますから、
脱ぐと幻滅するのが着物ですよ」
と自己申告しても、そんなの馬耳東風。
ですから。
「私という女性はあなたをこのように幸せにすることができます」
というベネフィットは、
パッと見から男性がいろいろ推察できるように、動線を作るのが正解です。
具体的には? についてはまた、次回に!!