こんにちは。栗原貴子です。
今日は「広告的恋愛論」とはなあに? を書きます!
広告って、売りたい「商材」のターゲット層を考え、ペルソナと呼ばれる
「顧客層はどんな生活を送っている、どんな人なの?」をシミュレーションしたり、
そのペルソナの心の欲求は何だろう? と掘り下げていったり、
そういう作業を経て、作られていくのですね。
一方で、商材の作り手は、もう何年も商品の開発をしてきてて、
「うちの商品は素晴らしい!」と愛着を持っているものの、
「世間一般の人はうちの商品をどう見るのだろうか?」という客観性を持ちにくくなってしまうのです。
これ、恋愛にも当てはまる、当てはまる。
女性はまず、ターゲット層(理想の男性)を絞り込みますよね。
リストにしましょう、とか、そういうこともよく言うし。
まず、このターゲット層の絞り込みには「現実的かどうか」が大切なのですね。
しかし。
広告的な観点でみても、彼女たちが掲げる「理想の男性」はほぼ、実在しないのです。
それじゃ、ちっとも売れませんね。
さらに、
恋を求める女性は広告的な観点でいうところの「商材」ですので、
「この商品のウリ」をターゲット層にアピールする必要があります。
キャッチコピーならば、これらを視野に入れながら、
商品の「ウリ」をターゲット層に伝えつつ、
「欲しい!」という気持ちをかきたてる文言を考案しています。
しかし、恋愛における「理想の男性のリスト化」は、
商品のウリをまったく無視して、ターゲット層のことを考えている状態と同じなのです。
つまり。
理想の男性をリストアップする前に、
もっと自分のことをよく知ることが大切、ということですね。
そして。
この「自分をよく知る」ということは、
自分に自信を持つ、
ということでもあります。
「いやあ、我が社のこの商品はたいしたものじゃないんですけどね」
みたいな態度では、商品は売れませんよね。
ここ、とっても重要です!
恋愛でいえば、
「私はとても素晴らしい女性ですけど、何か?」
ぐらいの勢いで、自分に自信を持ちましょう、ということです。
ここでいう「素晴らしい」とは、長所のことです。
誰にでも短所はあるから。
広告的にも商品には必ず、何かしらの短所があります。
広告を作る際には、いろんなプロ達がその「短所」が気にならないくらいに、
「長所」を引き立たせようと、あの手この手で、知恵を絞っているのです。
なので。
女性が「自分に自信を持つ」ステップの最初に、
自分の「長所」と「短所」をリストアップすることがオススメです。
短所、がピンとこないときは「コンプレックス」と考えるとイメージしやすいかも。
それも、
「見た目」と「内面」のそれぞれの分野で。
髪がキレイ、肌がキレイ、足が長い、などなどの外見の素敵なところ。
声がきれい、っていうのもありますね。
人から褒められることが多いのは何だろう? と上位3つをリスト化しましょう。
そして、「短所」は自信がないところを3つ。
内面は得意なこと、上手にできることなどを5つリストアップしてみてください。
例えば、整理整頓が得意とか、お料理が好き、とか、超仕事がデキる! 運動大好きとか。
で、内面の短所も同じく5つ。
すぐクヨクヨしちゃう、とか、お腹を下しやすい、便秘だ、
仕事が忙しい、といったものも内面に含めてOKです!
見た目は3つずつ。
内面は5つずつ、ですよ~。
そしてね。
広告的恋愛論では、それぞれの「長所」を引き立たせるにはどうしたらよいか?
「短所」は「そういう弱点があるな、私は」と認識する、という風に考えるのです。
でもって。
「短所」にリストアップしたことは、
①改善したい
②できれば改善した方がよいと思う
③改善の見込みなし
に分けて考えます。
改善の見込みのないことを、コンプレックスに思っているのは、
はっきり言って、ムダですからね。
(長年、恋愛相談を聞かされてきて飽きた理由のひとつが。
改善の見込みのないコンプレックスについて、延々聞かされたことなのです)
「私って、そういうところあるけど、てへっ。でも、こんな長所もあるから、許してね」
という風に受け止めましょう。
これをしていくと、だんだんと、自分の魅力が見えてきますね!
長所の磨き方のお話しは、また、次回に!