こんにちは。栗原貴子です。
昨日、水族館で私が感じたのは、
水族館にいる、生き物たちは人間でいうところの
タレントみたいなものなのかも知れないなあ、ということでした。
「どう、かっこいい?」
「ちゃんと、写真、撮れた?」
みたいな感じで、水槽の前に群がる人間に目線をくれたり。
ショーに出演している動物たちも、
「どう? すごいでしょ! 楽しんでね!」みたいな感じがした。
残酷だとか、虐待だとか言う人も世の中にいっぱいいるけれど、
わたしの目には、彼らが楽しそうに見えたのです。
水槽の前にいると、
色々な人の会話が聞こえてきます。
「ホントはもっと広いところで泳ぎたいだろうねえ」
「海で自由に暮らしていたかっただろうに」
みたいなことを言っている人も、少なくありませんでした。
ああ、感じ方、考え方は人それぞれなんだなあ、と。
でね。
そういう時に感じていること、考えていることって
心理テスト的にいえば、
その人の感情が投影された発言なのだろうな、とも思ったのです。
自分が何かに制限されている、制約がある、と感じている人は
水族館の生き物たちは、本当は大海原で泳ぎたいだろうに、と思う。
反対に私のように、大変、自由な環境に暮らしている人は、
水族館にいる生き物たちに対して、
ここにいれば身の安全は守られるし、食いっぱぐれもないし、幸せともいえる。
なんて、思うのではないかと。
そう。
自由だけれど、その自由は食いっぱぐれるリスクと背中合わせよ、
という生活を18年もしてきたわたしの本音ですね。
そもそも、人間の感じ方、考え方は
その人の人生や願望を投影しているだけに過ぎなくて、
どっちが正しいか、間違っているか、なんて
動物に聞くことができない限り、分からないなあ、と思いました。