先週書いた遠足以来、「海」と「夕陽」のことが頭から離れません。
毎日、「海」と「夕陽」が見られるところで暮らしたい、と、思いつめています。年末になり、一年の疲れが噴出しそうな気配だからでしょうか? 気がつくと「どうやったら湘南のような場所で暮らせるか?」を考えてばかりいます。
「次週は着物について書きます」と張り切ったくせに、着物を着るチャンスを逃したので、気分が上がらなかったのも「湘南恋慕」が深まっている理由なのだと思います。今週の着物関係のエピソードは「長じゅばんなどを洗いに出した」ぐらいしかトピックスがありません。着物の箪笥を移動したことで、自然光が入る部屋で着物をたたむようになった→自然光で見ると汚れがくっきり!→あら、大変! ということで、風呂敷に汚れた長じゅばんなどを包んで速攻で呉服店に走ったわけです。
私の汚れた長じゅばんなどを写真でご紹介するのははばかられるので、「おニューの服を着た風太」をご覧ください。男の子ですが、あえてピンクに挑戦です。これを着ていると散歩中に「かわいい」と注目される率がアップするせいか、風太自身も超気に入っています。
おニューの服の次にお気に入りなのが、ムートンの敷物とブランケットです。一日の大半をここで「グーグー」と過ごしています。パグは人間のようないびきをかく犬種です。原稿を書いている最中、人間の男がこのようないびきをかいて寝ていたらかなりムカつくと思うのですが、パグだと許せるのはなぜでしょうか?
今年もあと8日で終わり、なのですね…。白状しますと、年内に書き上げなくてはならない原稿もいくつか残っています。気分は「8月28日なのに、絵日記が真っ白」な小学生のような感じです。自慢ではありませんが、小学生の頃は「7月中に絵日記以外の宿題はすべて終了(読書感想文含む)させる」という、子供でしたので私、「仕事が終わってない」ことへのプレッシャーに弱いのです。この「宿題が終わっていないことに耐えられない」性分が、「原稿の締め切りを守る」という点で、フリーランスの文筆業という職業において、大変、役立っているのは明らかなのですが…。案外、生真面目な性格ゆえ、湘南に住みたくなるわけです。
そう。私は案外、生真面目です。でも、ものすごくモラル・ハザードな一面もあります。たとえば、私は高校時代に学級委員になるタイプです。職務も全うしまくり、修学旅行での思い出など、「観光に行った先々でクラスメイトを点呼(人数確認)していた」光景に支配されているほどです。ほとんどがバスの中で人数を数えていた思い出しかありません。
しかし、その一方で。飲酒、喫煙などをしている同級生には「先生に見つからないようにしてね」とアドバイス。生真面目学級委員にチクられる! と思った同級生も拍子抜けです。
生真面目なのにモラル・ハザード。つまり、「締め切りを守らないといけないけれど、守らなくても大丈夫なんじゃないか? と思う自分もいる」状態と常にせめぎあっているのです…。
もし、湘南が無理ならば(都心から遠いので仕事上、無理の可能性も大)、「港の見える丘公園周辺」の横浜エリアに住みたいです。こちらは回帰願望です。そろそろ、ハマに帰りたいなあと思うお年頃になったみたいです。
今週も着物とはまったく関係のないお話で終わりました。ごめんなさい。
ちなみに、長じゅばんなどのクリーニングは越年します。戻ってくるまでに1ヶ月ぐらいかかります。費用は戻ってきたときにご報告します。この期間、ワタクシは「うそつき襦袢」で過ごす予定です。