新築工事が始まって数日が経ちました。只今、基礎を作っている様子。
土を掘って~を繰り返していたときは、数人の男性がウロウロされていたのですが、ここ数日、やってくるのは一人だけ。で、地味な感じで作業をされています。
私は、閉所恐怖症のケ、というか、ズバリ、閉所恐怖症です。おトイレの個室がもし、外からカギをかけられるしくみだったら怖い。内側からしかカギがかけられない、閉じ込められるようなことはない、と分かっていても、未だにトイレがものすごく速い。なぜなら、個室に長々と入っていられないから。
家に遊びに来た友人から、
「しょっちゅう、換気とかいって、窓を開けるよね」
と指摘されて、はじめて、私の窓の開閉頻度が一般的なそれを上回っているということを自覚したのでした。
なので、わたくしは、一年を通じて、よく窓を開けているのです。
とくに、ここ数日は、空けていれば快適だけど、閉め切りでは暑いので開けていたい。で、工事のひとが、地味な作業をしているのをいいことに、窓を全開にしておりました。
何やら、おひとりで、熱心に作業をしている気配を感じる。
こちらも、屋内でひとりで作業をしている身。
「お互い、一人ぼっちで頑張っていますね」
と、お茶でも差し出したくなるような、仲間意識が一方的に芽生えてきたりして。
しかし、原稿を書くという、私の作業が一人でやるものはともかく。
家を建てる、という、単純にサイズの問題だけでも、大がかりじゃないの? な仕事なのに。一人で作業する、なんていうことがあるんだなあ、と「へええ」と感心したりして。
私はこんな風に、平穏な時間を過ごしているけれど。
同じ日本で、今、台風の甚大な被害に遭われた方々がいると思うと、胸が痛みます。